読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

新・身近な科学

私たちの身近にある科学を解説します。NSI (科学勉強会) のウェブサイトはこちら http://tehiro.sakura.ne.jp/nsi/

アマニ油

※本記事はアドベントカレンダー「明日話したくなる科学豆知識4」(http://www.adventar.org/calendars/1675)の一環として書いています。

こんにちは!NSIの岩山です。

少し前に、健康に良い食品として「アマニ油」が話題になったことは覚えていらっしゃいますでしょうか。
調べてみると2015年3月ごろから流行りだしていたようです。

今日は、アマニ油の効能について・・・ではなく、その名前に注目してみたいと思います。

アマニ油は漢字で書くと「亜麻仁油」となります。
「亜麻」はそのまま、植物の亜麻です。
問題は残る「仁」ですが、この字には「種子」という意味があります。
アマニ油は、亜麻の種から搾った油、という意味なんですね。

ちなみに「仁」が同じ使われ方をしている言葉に、「杏仁」があります。
こちらは杏(あんず)の種子の中にある仁(さね)を取り出したものです。

というわけで、今日の「明日話したくなる科学豆知識」は、
「アマニ油」は漢字で書くと「亜麻仁油」で、亜麻の種から搾った油のこと
です。

数学記号を決めたのは誰?

※本記事はアドベントカレンダー「明日話したくなる科学豆知識4」(http://www.adventar.org/calendars/1675)の一環として書いています。

こんにちは、NSIのしろがねです。

数学の世界では、多くの記号が使われています。
有名どころでは円周率π、三角関数にでてくるsinやcos、虚数のi。
他にも総和を表すΣ、馴染みは薄いかもしれませんが自然対数の底eなど…。

さて、これらの記号、誰が決めたのでしょうか?

「なんか…国際数学協会?とか…そんなのじゃない?」とお思いのあなた。

残念!!

じつはこれらを決めたのは、たった一人の数学者なのです。

その数学者は、レオンハルトオイラー
18世紀ヨーロッパで最も優れた数学者であった、と言っても過言ではないほど素晴らしい業績を、大量に残した数学者です。
数学のどの分野を勉強しても、必ず一度は名前を見ることでしょう。
数学だけでなく、物理学や天文学の世界でも活躍し、名を残しています。
なんらかの分野で「オイラー」という名前が出てきたら、それはまず間違いなくレオンハルトオイラーを指します。
というくらいすごいひとなのです!

オイラーについて語ると熱くなってしまうのでここで止めておきますが、とにかくこの人が、かなりの数の数学記号を定めました。
彼は数学の入門書を書いており、その中で、当時まで定まっていなかった、または人それぞれに使われていたさまざまな定数や記号に対し、「これはこの記号で書くことにしよう」と記しています。

しかし、一個人が決めた記号を、300年弱を経た現在でも使っているというのは、驚きですね。
それほど、レオンハルトオイラーという人物の影響力は大きかったし、書いた書物も多くの人に読まれ、人気だった、ということなのでしょう。

ということで、今日の「明日話したくなる豆知識」は
「数学記号の多くは、一人の数学者が決めたもの」でした!

身近なあれの順番

※本記事はアドベントカレンダー「明日話したくなる科学豆知識4」(http://www.adventar.org/calendars/1675)の一環として書いています。

こんにちは!NSIの岩山です。

今日は2016年12月13日、火曜日です。

突然ですが、なぜ今日は火曜日なのでしょうか?

なにやら哲学的な問いかけになってしまいましたが、もう少し具体的に、「曜日の並びはなぜ月火水木金土日なのか?」としてみるとどうでしょうか。
これにはいくつかの説があるようですが、そのうちの一つを紹介します。

曜日が定められたのは、古代ギリシャの時代のことでした。
当時は天文学占星術が盛んで、特に不規則に動く星に大きな興味が持たれていたようです。
そのころ見つかっていたのは、地球に近い水星・金星・火星・木星土星、それに太陽と月の7つの星でした。
この7つが曜日に対応しているので、以下、水星=水、太陽=日などと表すことにします。

7つの星を公転周期が長い順に並べると、以下のようになります。

土木火日金水月

当時は太陽系のモデルはまだなかったと思いますが、おそらく不規則に動く星が元の位置に戻る周期などで判断していたのでしょう。
太陽は公転していないので、代わりに地球の公転周期で並べてあります。

これで天文学的視点から七曜の並びが得られたのですが、まだ見慣れたものにはなっていませんね。

ところで、当時の占星術では、1日24時間の1時間ごとに七曜を当てていたそうです。
例えば1日の最初の1時間を「土」だとすると、1日24時間は

土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火

となります。

これをさらに続けていくと、

土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火
日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水
月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木
火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金
水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月
木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日
水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月

となって、ようやく私たちにもなじみのある並びが出てきました。
その日の第1時間目、上の文字列でいうと一番左の列を上から順に並べたものが、現在世界中で使われている曜日の起源です。

長くなってしまいましたが、今日の「明日話したくなる科学豆知識」は、
曜日の並びは、惑星を公転周期順にしてそれを1時間ずつに当てたときの並びに由来する
ということにしたいと思います。

塵も積もれば大きな省エネ

※本記事はアドベントカレンダー「明日話したくなる科学豆知識4」(http://www.adventar.org/calendars/1675)の一環として書いています。

こんばんは!NSIのチーズバーガーおじさんです。

省エネが叫ばれている今、政府からもエアコンの温度を緩めに設定することなどが推奨されています。
しかし電気は、水などと違って目に見えないので大きさがわかりにくいですよね。

そこで今回は、電球をどれくらい消せば原発を減らせるか考えてみました。


今回、ご紹介するのは「電力」です。
電気の量を評価する際には「電力」と「電力量」があります。
わかりにくいので、水で例えてみましょう。

「電力」:蛇口からどのくらいの勢いで水が出ているか
「電力量」:蛇口を開いてからどのくらいの水が溜まったか

ざっくりこんな感じで考えてください。


○省エネ効果の計算
40Wの電球をつけっぱなしにした状態。
ちなみに私のうちのトイレの電球は40W(ワット)でした。

○目標:原発一つ分の省エネ
対象:柏崎原発1号機:11,000,000,000W(110億W)


110億W分省エネするために、40W電球をいくつ消せばよいかというと
110億W÷40W=2.75億
となります。つまり、2.75億個の40W電球を消せば原発一基分となります。

2.75億個の照明はとても多い数字に思えます。
しかし、2016年11月の日本人口は1.27億人ですので、
2.75億個÷1.27億人=2.17個/人
つまり一人あたま2.17個の電球を消せばいいわけです。

どうですか?トイレの電球1個もばかにならないと感じてもらえたのではないのでしょうか。


今日の豆知識は「一人2.17個の電球(40W)を消せば、原発も減らせるかもしれない」とさせていただきます。


参考:柏崎刈羽原子力発電所-東京電力http://www.tepco.co.jp/kk-np/index-j.html
  :人口推移(2016/11)-総務省統計局:http://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.htm

「11」と「科学」‐イソップの場合‐【NSI発足 11周年記念】

※本記事はアドベントカレンダー「明日話したくなる科学豆知識4」(http://www.adventar.org/calendars/1675)の一環として書いています。

こんにちは、NSIのイソップです!
先日,11月30日をもってNSIは発足から11年を迎え,参加者で「11」に関する3分プレゼンを実施しました。今回はその中で,私が作成した(当日は未完)「11」に関する豆知識を紹介します。

「11」と「科学」の両方に関連するもので私が連想したのは,「原子番号11 ナトリウム」でした。

ということで,今日は「ナトリウム」についての豆知識11連発を,お送りいたします。


さて,ナトリウムと言えば,化合物として我々の生活の様々なところで食塩(塩化ナトリウム)や重曹(炭酸水素ナトリウム)としてよく使われています。
これら①ナトリウムの化合物はまとめて,曹達(ソーダ)と呼ばれます。

そんなナトリウムの発見は1807年。
②ハンフリー・デーニーが水酸化ナトリウム電気分解によって,初めて単体のナトリウムを発見しました。

③日本ではドイツ語から輸入されたNatriumが使われますが,実は英語ではSodiumと呼ばれます。国際的な標準名称でもSodiumと表記されます!

ちなみに④ドイツ語はギリシャ語の「アルカリ塩など(Nitron)」に由来し,英語はラテン語の「固体(Soda)」に由来します。


次に性質を注目してみると…
⑤比重が0.97でわずかに水より軽いので,水に浮きます!

しかし,⑥水との反応性が非常に高く,この通り…。

45秒くらいからご覧ください。※55秒の音量にご注意ください。
www.youtube.com


しかも,二酸化炭素中でも燃焼するため,一旦反応が暴走すると通常の消火方法での消化は困難だそうです。
一体,どうやって消火すればいいのでしょうか…。

扱いを間違えると危険なナトリウムですが,エーテルや灯油とは反応しないため学校の理科室等では,灯油中などに保存されます。


また,⑨ナイフ等で簡単に切れるほど柔らかい金属なのです!
冒頭で金属が切れている様子が分かりますが,33秒くらいからナトリウムを切る様子が見れます。
www.youtube.com

それから少し特殊な条件ですが,⑩約200万気圧状態では,結晶構造が変化して,金属光沢を失い,透明になります。


さぁ,最後です…。
「①ナトリウムの化合物はまとめて,曹達(ソーダ)と呼ばれる」と紹介しましたが,

私達が普段飲んでいる「ソーダ(炭酸水)」はナトリウムが含まれていないじゃないか!!

ということでご説明しますと,みなさんが普段飲まれている炭酸飲料(ソーダ飲料)は,昔から二酸化炭素を加圧して作られていたわけではなく,現在の技術が開発されるまでは炭酸水素ナトリウム(重曹)を溶かして炭酸を作っていたそうです。


⑪昔はナトリウムの化合物であるソーダを溶かしていたので,その名残でナトリウム化合物を意味するソーダが,現在では炭酸飲料の代名詞にもなっているのです!

少し長くなりましたが,以上今日の豆知識「ナトリウムには11の豆知識が存在する」でした!

明日もお楽しみに!