でんきのまめちしき
※本記事はアドベントカレンダー「明日話したくなる科学豆知識3」(http://www.adventar.org/calendars/999)の一環として書いています。
こんにちは。NSIのハンバーガーおじさんです
今日は、電気に関する豆知識をお話しします。
みなさんは小学校で、「電圧」と「電流」を習いましたよね?
「電圧」の高い方から低い方に「電流」は流れます。
下の図では、電池の+側(電圧の高い方)から-側に電流が流れています。
では、この図の中の電池につながっている導線の中では何が動いているのでしょうか。
答えは「電子」です。「電子」が動くことで「電流」が流れます。
「電子」を詳しく説明するのは難しいので、ここでは重さのない「電気の力を持つ粒」と思ってください。
電池の+と-を導線でつなぐと、電池から「電子」が出てきます。
ここで大事なことは、「電子」は電池の-側から出てくるということです。
その結果、「電子」は以下の図のように電池の-側から出て+側に入るように動きます。
「電子」が動くことで「電流」が流れるのに、「電流」は「電子」の動きと逆になります。
これは、最初に「電流は電圧の高いところから低いところに流れる」と決めた人がいて
そのあと「電流」の元となる「電子」が発見され、その「電子」の動く向きと「電流」がたまたま逆だったということなのです。
というわけで、明日話したくなる科学豆知識は「電流は電子の動きで発生するが、電流の向きと電子の動く向きは逆である」でした。
これで忘年会の話のネタには困りませんね(笑)