新・身近な科学

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納豆のネバネバは塩分で断ち切れる

※本記事はアドベントカレンダー「明日話したくなる科学豆知識3」(http://www.adventar.org/calendars/999)の一環として書いています。


NSIの辻順平です。

今日は15日ということで、アドベントカレンダーもあと少しですね。

社会人のみなさまはそろそろ忘年会ラッシュでお忙しい頃ではないでしょうか。今日はそんな忘年会でご飯を食べながら使える(かもしれない)豆知識です。


みなさんは納豆のネバネバが気になりませんか?私はとても気になります。スーツを着ているときは、服についたらいけないので、納豆は避けるようにします。簡単にネバネバが断ち切れたら良いなといつも思います。

対策の1つの方法として私は、納豆を食べるときはいつも味噌汁をあわせて頼むようにしています。味噌汁につけると、箸についたネバネバが取れるような気がするのです。最初は味噌汁の「大豆」がよい効果を発揮しているのか、と思っていたのですが、実はどうも違うようです。

ここでキーになるのは「塩分」の入った液体です。手頃なものは「醤油」ですね。納豆を食べるときに、みなさんは醤油を入れることが多いですよね。納豆の醤油を入れた後にかき混ぜると、入れる前にかき混ぜるよりも納豆のネバネバの力が弱くなるはずです。醤油に含まれている塩分が、糸を断ち切って弱くしているそうなのです。

食事の後の「口の中のネバネバ」が気になる場合は、水道水を流し込んでもあまり効果はないですよね。そんな場合は、塩分の入った水を飲むといいでしょう。一番手っ取り早いのは味噌汁を飲むことです。つまり、私の味噌汁を置いておく、という戦略は間違っていなかったのですね。笑


というわけで、明日話したくなる科学豆知識は「納豆のネバネバは塩分で断ち切れる」でした。

それではまた明日。