塵も積もれば大きな省エネ
※本記事はアドベントカレンダー「明日話したくなる科学豆知識4」(http://www.adventar.org/calendars/1675)の一環として書いています。
こんばんは!NSIのチーズバーガーおじさんです。
省エネが叫ばれている今、政府からもエアコンの温度を緩めに設定することなどが推奨されています。
しかし電気は、水などと違って目に見えないので大きさがわかりにくいですよね。
そこで今回は、電球をどれくらい消せば原発を減らせるか考えてみました。
今回、ご紹介するのは「電力」です。
電気の量を評価する際には「電力」と「電力量」があります。
わかりにくいので、水で例えてみましょう。
「電力」:蛇口からどのくらいの勢いで水が出ているか
「電力量」:蛇口を開いてからどのくらいの水が溜まったか
ざっくりこんな感じで考えてください。
○省エネ効果の計算
40Wの電球をつけっぱなしにした状態。
ちなみに私のうちのトイレの電球は40W(ワット)でした。
○目標:原発一つ分の省エネ
対象:柏崎原発1号機:11,000,000,000W(110億W)
110億W分省エネするために、40W電球をいくつ消せばよいかというと
110億W÷40W=2.75億
となります。つまり、2.75億個の40W電球を消せば原発一基分となります。
2.75億個の照明はとても多い数字に思えます。
しかし、2016年11月の日本人口は1.27億人ですので、
2.75億個÷1.27億人=2.17個/人
つまり一人あたま2.17個の電球を消せばいいわけです。
どうですか?トイレの電球1個もばかにならないと感じてもらえたのではないのでしょうか。
今日の豆知識は「一人2.17個の電球(40W)を消せば、原発も減らせるかもしれない」とさせていただきます。
参考:柏崎刈羽原子力発電所-東京電力:http://www.tepco.co.jp/kk-np/index-j.html
:人口推移(2016/11)-総務省統計局:http://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.htm